- 金井
- そうなると、申告の是非はともかくとして、税務署の担当官からすれば面白くないと思われますが。
- 芳賀
- もう100%面白くないでしょうね。
- 金井
- そうすると税務署と色々議論を重ねることになりそうですが、そうした税務署とのやり取りの中で、芳賀先生の武勇伝みたいなものがあれば(笑)
- 芳賀
- 武勇伝といっても25年もこうしたことやっているのでね。最初の5年間は鑑定士のやり方でやっておりましたが、結構否認されました。でもこの10年くらいはですね、国税局で東京アプレイザルが有名になっちゃったものですからね。
- 金井
- ええ、そう思います(笑)
- 芳賀
- ですから「また東京アプレイザルか」みたいなことに。ですが決して無茶な申告はしません。相当慎重にやるようにしておりますので。申告の是非で不服審判所には十数回行ってます。
- 金井
- 不服審判所十数回ですか、それは多いですね。
- 芳賀
- 多いですね。行きたくないんですけど(笑)裁判もやってます。
- 金井
- 裁判もですか。すごいですね。
- 芳賀
- はい。勝ったり負けたりですけど。今お話したことはこの本に全部書いてますけど、少なくとも今までの25年の中で30件から40件は負けてるかと思います。ですが3000件の実績を持ってますので。なので98%~99%で申告が通るというわけなのです。