資産オーナーの課題を、独立・公正・中立の立場から解決する

他の不動産鑑定士とはとは違う分野を選択した理由

金井
じゃあ、次の質問なんですけれども、通常、不動産鑑定士は国からの仕事で食べている人が多いと思うんですよね、路線価や公示価格の調査とか。芳賀先生は他の不動産鑑定士の先生とは全く違う分野を選択した理由は何かございますか?
芳賀
いや、私も地価公示鑑定評価員を30年やりましたし、税務署の路線価評価精通者も15年間やりましたので、決して税務署を目の敵としているわけではないのです。税務署から10年表彰もされましたからね。ただ19年にクビになったんですね(笑)
金井
それってやっぱり先ほどのように、税務署へ鑑定評価を出してくるからじゃ・・・。
芳賀
そのとおりです(笑)ただ私としては正しい仕事をやってるつもりなんですよ。適正な評価をすると評価額が低くなりましたっていうだけのことで、恣意的に価額を下げているということはしないんです。この点はとても注意します。「あえて低い価額を出そう」というような恣意性があると申告を通す上で、隙になってしまいます。『「絶対この価額だ」という鑑定評価に自分の信念が伴えば、何の怖いこともない。』そう考えてやってます。平成4年以前は、金融機関担保評価を提出する仕事もやっておりました。
金井
昔の住専とか・・・。
芳賀
そうです!例えば金井さんのご出身である北海道拓殖銀行なんかもやっていたような。
金井
ありましたね~。もう大問題になったやつで。
芳賀
拓銀抵当証券というやつです。みんな潰れましたけど。
金井
みんな潰れてみんななくなっちゃいましたね。
芳賀
私はそのようなところの手足となって動いていたわけですよ(笑)ただ問題になって全部潰れちゃった。そうなったとき、平成4年に路線価評価が公示価格の80%になりまして、「ひょっとして鑑定評価が相続税申告に使えるのでは?」と考え、税理士さんに営業をかけた。こういう流れなわけです。
金井
なるほどですね。ちなみに東京アプレイザルは、セミナー事業もかなりの規模があるわけですけれども、これを始めたきっかけというのは?
芳賀
セミナー事業は平成7年からはじめたのですが、要は不動産鑑定士って世の中の知名度が本当に無いんですよ、今でも。恐ろしいくらいに知名度が無い。
金井
専門家の世界では有名ですけどね。一般の人には・・・。
芳賀
ほとんど知名度がないんです。昔、女房が井戸端会議で「あなたの旦那さんの仕事は?」と聞かれて、不動産鑑定士と言うとわからないから「不動産屋です」って言ったことがあって(笑)
金井
不動産会社と言われれば、確かにわかりますが(笑)
芳賀
知名度はその頃と変わってないですよ。それをどうやったら改善できるかと考えて、「不動産鑑定士が何をやっているか」を伝えたかったんですよ。なので不動産業者さんを集めて、私が鑑定評価の講座をやったんですよ。「鑑定評価をこういうふうに使ってください」と。それがきっかけですね。
金井
いや、本当にすばらしいと思います。我々専門家は、やっぱり自分達の付加価値をちゃんとアピールしないといけないと思うんですよね。黙っていてもお客様に自分達の仕事をわかってもらえないですしね。わかってもらうための努力をしないといけないんですよね。

対談企画

セミナー情報 個別相談

お気軽にお問い合わせください TEL 03-5541-1186

PAGETOP
Copyright © K's Private Consulting All Rights Reserved.
Powered by WordPress & BizVektor Theme by Vektor,Inc. technology.