近年「相続税対策」と称して「相続税の節税効果」なるものをセールスポイントにした不動産投資を勧められる富裕層が増加しています。これは、「節税効果の高い不動産」に資産を組み替えることで相続税額を低く抑ようというもので、以前から行われてきた古典的手法とも言えます。
しかしちょっと考えればわかることですが、この「相続税の節税効果」とやらは、売値を釣り上げるほど大きくなるため、実際は単に不動産を「時価=相場」の二倍・三倍で買わされているケースが多いのです。この場合、本来「時価=相場」は買値の二分の一・三分の一なわけですから、売ろうと思った時に買値では売れず、買った瞬間から何千万・何億円の含み損ということも珍しくないのです。中にはこれが原因で経営破綻した元富裕層から(その不動産)競売等で入手し、それを「節税効果の高い不動産」として、再び富裕層に「時価=相場」の二倍・三倍で売る「リサイクル」のようなことまで行われています。
今回はこの「節税効果の高い不動産」の仕組みと、これを取得した富裕層の今後の展開について解説していきます。
概要
講義内容
<第一部>
『あなたの資産を飲み込む「節税効果の高い不動産」』
【講師】
株式会社K’sプライベートコンサルティング
代表 金井 義家
- 高い金額で買うほど大きくなる「相続税の節税効果」の仕組み
- 売値を釣り上げれば「節税効果」が上がって「利回り」が下がるのは当たり前
- 売ろうと思えば「時価=相場」でしか売れないため、多額の売却損が発生することも
- 破綻した富裕層から「時価=相場」未満で購入した業者が、再び「節税効果の高い不動産」として「時価=相場」の2倍・3倍で「リサイクル」販売するケースも
<第二部>
『FPだからこそできる相続コンサルティング』
【講師】
株式会社K’sプライベートコンサルティング
代表 金井 義家
有限会社 FSG
代表取締役 栗田 和彦
郵便局にて郵便貯金、簡易保険の営業を経て平成12年に保険代理店・FP事務所として独立。
平成20年に母の弟(独身)の相続手続きにかかわり相続問題の大変さ実感する。
その後、相続を中心にFP業務を行う。平成30年12月より「ファイナンシャルプランナーの相続・終活・不動産問題の相談所」を開業。
AFP・宅地建物取引士・相続アドバイザー協議会認定会員・相続・事業承継コンサルティング協会会員。
- 郵便局の歩合制営業マンをやめて独立FPに。え、郵便局って公務員と同じじゃないの?
- 士業じゃないからこそできる相続コンサルティングがある!
- いわゆる「非弁行為」や「ニセ税理士行為」にならないための注意点。
- 相続コンサルティングをするにあたってFPの強み、士業の弱み。
日時
平成30年12月18日(火)14時~17時
会場
東京都港区西新橋1-6-15 NS虎ノ門ビル
AP虎ノ門(11階B室)
(銀座線「虎ノ門駅」 9番出口 徒歩3分)
会場電話番号:03‐3501‐2109
お問い合わせ先
株式会社K’sプライベートコンサルティング
Tel.03-5541-1186
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