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出版不況時代に業績拡大!その秘訣は?

出版不況時代に業績拡大!その秘訣は?

金井
今回のテーマはちょっと毛色を変えて『出版』について取り上げようかと思います。士業界隈や業者の人で、本を出版することに興味をお持ちの方って結構いるんですよ。もしくは、今日受講している人の中にもいらっしゃるかと思います。『出版』専門家としての名を広めるのに活用することは珍しくなくなりました。
ところがこうした『出版』読者視点に変えてみると、「本を出版している専門家が、はたして実力のある専門家なのか」という疑問をお持ちの方って多いと思うんですよ。でも実際はそうではなく、知名度稼ぎ・宣伝目的での出版が珍しくなくなっているのは事実ですから偏った情報にもなりやすく、うかつに鵜呑みにはできないわけです。まして一般の人には、本に目を通しただけで著者の能力の有無を量るのは至難と思います。
そういった専門家と出版についての話題や出版業界の変遷等を、今回のゲストである日本法令の岩倉様と竹渕様に伺おうと思います。さて、この対談で恒例とはなっているのですが、まず岩倉さんと竹渕さんの経歴からよろしいでしょうか。
岩倉
日本法令の岩倉と申します。日本法令に入社する前はハウスメーカーに勤務しており戸建て販売と土地活用に携わってました。ただバブル崩壊後、当時の会社の営業が厳しくなり、「今の会社の仕事をやりたくない」という一心で転職活動しておりました。
転職活動当初は編集の仕事をする気は全くなかったのですが、現在おります日本法令が「仕事が楽な会社」という売り込みだったものでしたので入社を決めました(笑)。3年ほど総務・経理をしていた時期もありましたが、基本的にはずっと編集の部署を担当してきました。
竹渕
同じく日本法令の竹渕です。私の方は、前職も現在と同業の出版社に23年おりまして、税務系雑誌の編集をずっとやっておりました。税務書籍の方も年間5~6冊ほど担当していたかと思います。2年前に別の会社から日本法令に転職をしたのですが、引き続き税に関する出版物を担当しているという次第になります。
金井
ありがとうございます。
日本法令さんって、去年出した私の著書の出版してくださったところなんですが、元々の認識って、政府系の刊行物を担当する出版社というイメージだったんですよ。だから最初お話いただいたとき、「普通の出版物を扱うこともあるんだ」とびっくりした覚えがあります。
岩倉
実のところ申しますと、今政府系の出版物って本当に少なくなってきてるんですよ。私が入社した20年ほど前は、法務省系・厚生労働省系・財務省系の書籍がそれぞれ数冊あったんですが、現在では法務省系と財務省系が1~2冊残ってるくらいなんですね。
元々弊社の社是が「官と民の架け橋」というところもあるので金井先生のイメージは間違いではないんですが、実のところ政府系以外の出版物が多くなってきています。
金井
出版業界の経営が傾いてる話もよく取り沙汰されるようになりましたよね。その背景には、本が売れなくなったり、ネットの普及等があるのでしょうが、日本法令さんは、好調を維持していると聞きます。
竹渕
ご承知のとおり、業界全体としては本がなかなか売れなくなってきているという不利な情勢はあるのですが、弊社はここ4年ほどずっと増収増益を続けております。そんな中私どもが気をつけているところは、ひとつに「出版の数を減らさないこと」を心がけております。
もちろん事業計画を立てて、その予定どおりに出版工程を進めることは、言葉にする以上にとても難しいことではあるのですが、そんな難しく地道なことを一番大事にするようにしております。
それともうひとつは「売れない本はなるべく作らない」というところでしょうか。売れる本も売れない本も、出版までに必要な時間とエネルギーはどちらも同じですから、限られた時間とエネルギーを、できるだけ売れる本に充てていくことが大切です。
もっとも、「なるべく売れる本をつくる」ということは、編集者個人個人が「何が売れるのか」をある程度把握していなければなりません。弊社ではひとつひとつの出版物について、出版1年後に「決算書」をつくることを義務付けております。なぜこの本が売れたのか、もしくは売れなかったのかの分析を積み重ねるようにしておりますから、これによって編集者自身の経験も積み重ねるように指導しているという仕組みがあります。
金井
売れる本を作るための仕組みができていると。
岩倉
ただ、竹渕君の言った弊社の仕組みって画餅なところもあってですね・・・。弊社側のバックアップで、全ての本が売れるってわけでもないんですよね。
金井
それはそうでしょうね。会社の編集者、みんなが会社の努力だけで仕事ができるわけではないでしょうし(笑)
岩倉
私がハウスメーカーにいたときもそうだったんですが、「仕事のできる編集者に仕事が集まりがち」という状況になりがちなんですよ。その偏りをいかにして平均化するかというのが私どものテーマというところなんです。
金井
どんな業種でも、できる人に仕事が偏りますよね。
岩倉
ええ。そんな偏りを解消する方法として、出版の企画を立ち上げる際に企画会議を設けているのですが、「売れない企画を振り落とす会議」にするのではなく「どんな企画も売れそうな点をピックアップする会議」にしているんですよ。編集者個人個人は売れる企画の芽を拾ってきて、元々売れない企画も売れる企画にしてしまおうという算段です。
金井
出版企画について会議で色々決めているとのことですが、逆に言えば大体の他の出版社さんって編集者個人個人で動いてるってことですか?
岩倉
そうなんですよ。そういう意味では不動産会社の営業や士業のように、スタッフ個人で独立した立場になりやすい気風にあります。だから仕事ができる人はどんどん偉くなるし、できない人は会社にいられなくなっちゃうんですよ。
金井
マスコミ出版関係の人って、そういう傾向強いのが私のイメージなんですよ。昔、結構大手の新聞社の記者に取材を受けたときがあって、なんか会社員我が強いなっていう印象を受けたからそう思ってるんですけど。逆に言えば、組織プレーがないからこそ、それゆえたまに変な記事書くんだなって気もしますけどね。

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